ハルタビ’17(バルト3国編) #4 RPG


まるでゲームの中の世界。 

ラダトーム城(古いw)ならぬ、

タリンの旧市街を彷徨っている。 


84ヶ国目、エストニア 

(この旅4ヶ国目) 


ヘルシンキのエテラ港からLindaLineというフェリーに乗り、 

タリン(エストニア)に移動。 

所要時間90分、料金19€


そう、今回のハルタビの目的地はバルト三国。 


ここタリンは、中世以来、地中海・ヨーロッパ・ロシアを結ぶ

交易の拠点として発達した歴史を持つ古都である。 

小都市ながらもとても富み栄えたそうだ。 

旧市街を歩いていると、本当に中世の面影が残っていて、

周辺の国々とうまく折衝して乗り切ってきた

タリン商人たちのおかげらしく、 

街は14世紀の石造りの壁、道、住居をほとんどそのまま残したそうだ。 


1991年に「エストニア」として独立。 

この「旧市街」は現在、タリン歴史地区として世界遺産に登録されている。 

エストニアといえば元大関の「把瑠都」くらいしか知らないw


旅先で好きなのは、市場めぐりと旧市街歩き。 

まずはヤーマ・トゥルグ市場に向かった。 

すぐ隣に新しい市場を建設中のようで、 

このこじんまりとした市場がなくなってしまうのは少し残念だった。 

とりわけ野菜売場が楽しい。

カラフルで、見たこともない野菜や果物は 絶好のフォトスポットだ。 

おばちゃんに2€を手渡し、量り売りのアプリコットを詰めてもらった。 


城壁の門をくぐり、いよいよ旧市街へ。 

モロッコのフェズよりもキレイで、

アゼルバイジャンのバクーよりも古めかしい感じ。 

城壁に囲まれた感じは、完全にドラクエか進撃の巨人の世界だ。 

耳をすませば、石畳を闊歩する馬車の音が聞こえてきそう。 

人が少ないのも良い。 

静か過ぎる路地は、時間が止まったかのように穏やかだった。

 

旧市街を見下ろすなら聖オレフ教会がおすすめ。 

13世紀に建造が始まり、その後は塔の高さを常に世界一にする! 

と、常に増築が繰り返されていた。

歴史上もっとも高くなったのは、16世紀の159mだとか。 

現在は124mだか、街を見下ろすには十分な高さだ。 

塔の内部は、石を重ねた螺旋階段になっていて、

狭い階段を約10分ほどよじ登る必要がある。 


でも、頂上の景色は圧巻だった。 


タリンは食事もアタリだった。 

昼食は 目星をつけておいたカルヤ・ケルデルにて。 

ランチは、メインとスープのセットで6€。 

ボルシチにエストニア名物の黒パンを浸し、 

食べ応えのある肉料理と、ほくほくのポテトをいただいた。 

夕食は軽めにスープのみ。 

中世の雰囲気のスープ屋、3ドラーコンで、

エルクスープ(2.5€)をオーダー。 

大きな釜からスープをよそってもらい、 

これまた中世の器に直接口をつけ、がぶ飲みするスタイルだ。

野菜がよく煮込まれたブイヨンスープのようで、

あまりの美味しさにおかわりをした。 



風が冷たくなってきた頃、 

小高い丘にある「トーンペア地区」に足を運んだ。 

ここは貴族階級の住居が集まっていたため、 

現在も城や邸宅が残り、中世の面影が一段と色濃く残っている。 

時計を見ると間もなく21時、結局9時間も旧市街を彷徨っていたようだ。 


それでもまだ日没前だからこの季節は日が長い。 

西日を背に受けて、びゅんと長く伸びた影を追いかけながら

城壁へと向かった。遠くでカランと遠慮がちに教会の鐘が鳴った。

一番楽しみにしていたタリンの旧市街。 

名残惜しいが、またいつか来れると信じ、

冒険の書を閉じようと思う。

旅のチカラ、旅のカケラ

世界一周の旅、 それはもう遠い夏のようだ。 500日間世界を駆け巡り、 300を超える長距離バスに揺られた。 旅を終えて日常に復帰したが、 それでも時間を見つけては小さな旅を続けている。 旅のチカラに引き寄せられ、 旅のカケラを集めていく、 そんな毎日。

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