ハルタビ’17(バルト3国編) #5 眠り姫


8:30発のLux Expressの国際バスに乗り、 

タリン(エストニア)を後にした。 

たった1日だったけど、城壁に囲まれた旧市街を満喫できた。 

今度また訪れたい国が増えた。 


バスはすこぶる快適で、車内はWi-Fi完備。 

車窓には北海道のような牧歌的な景色が流れている。 

そして4.5時間後、新しい国に降り立った。 


85ヶ国目、ラトビア 

(この旅5ヶ国目) 


バルト海の真珠と呼ばれる所以は、リガ旧市街の美しさにある。 

ドイツ騎士団による占領の影響もあり、 

中世ドイツの街並みに近いと言われていて、 

街全体が世界遺産指定されている。 

石畳の道は、つるつるで滑らか。 

とても長い年月を人々が歩いてきたのだろう。 

タリンの旧市街よりもずっしりと重たい、

それがファーストインプレッションだった。 


なんでもない通りや細い路地も非常に趣があって歩くのが楽しい。 

地図はほとんど役に立たず、

何度も迷子になりながら道を覚えていくのが正解だ。 


さて、まずは腹ごしらえのため、目星をつけておいた水餃子の店へ。 

「XLペルメニ」 

モンゴルや中央アジアではよく水餃子にお世話になった。 

羊肉を使うことが多いのでややクセがあるが、

ボリュームがあって美味しい。 国ごとに呼び名は変わるが、 

ここラトビアではペルメニと言うようだ。 

この店はセルフスタイルで、7種類ほどのペルメニを好きなだけよそって 

最後に重さを量り、お金を払う。 

わりとたっぷり盛り付けたが500円くらいだった。 

トマトソースとよく合い、パスタみたいで美味しかった。 


今日も青空で、澄んだ空気が気持ちいい。 

旅先の晴れ率は99%くらいの自信がある。 

教会や大聖堂のとんがり屋根が青空によく映える。 

たぶん、同じ場所なんだけど、

似たような景色をまったく見飽もせずにカメラに収めた。


長い映画を観てるような、絵本の世界に迷い込んだような、 

不思議な気持ちと、わくわくした気持ちが 混ざりあって、

とても心地がよかった。 

この感覚に触れたくて、ずっと旅を繰り返しているんだろうな。 


今日は旧市街のど真ん中にホテルをとってある。 

それは夜の街並みを撮りたいから。

日の入は21時くらいなので、23時くらいが狙い目だろうか。 

昨日と同じく、雑貨を買い漁り、カフェで紅茶とケーキをたのしみ、 

地元の料理が食べられそうなレストランを探した。

ニットが有名な国でもあって、ミトンやマフラーなど

なかなか素敵なものが揃っていた。

悩みに悩んでニットのコートを買ってしまった。

9ユーロ値切って90ユーロ、約1万円。

今年の秋に着ようと思う。


そうしているうちにだんだんと日が傾き、夜が近づいてくる。 


23時を少し過ぎた頃、カメラを片手に外に出た。 

風が冷たい。 

けっして派手ではないが、 幻想的なイルミネーションが街を彩っていた。 

慣れた足取りで路地を抜け、

その角の先にある景色に胸を躍らせ歩いた。

旅のチカラ、旅のカケラ

世界一周の旅、 それはもう遠い夏のようだ。 500日間世界を駆け巡り、 300を超える長距離バスに揺られた。 旅を終えて日常に復帰したが、 それでも時間を見つけては小さな旅を続けている。 旅のチカラに引き寄せられ、 旅のカケラを集めていく、 そんな毎日。

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