辿り着いたりんごの里


ジョムソン街道はかつて、

チベットとの交易路として使われた道で、

現在も道沿いに石造りの風情ある村が点在している。




ジョムソンから約2時間、

ジョムソン街道で最も美しいといわれる村がある。

マルファ。

かつてのチベット交易路の宿場町の風情を今も残す村で、

「りんごの里」としても知られている。

ここで今夜の宿を取ることにした。


石畳に白い壁の町並みが街道沿いに細く延びていた。

まるで中世のヨーロッパにタイムスリップしたようだ。



ちょっと贅沢してリンゴジュースをひと瓶買い、

宿の庭になっていたリンゴをもいで一緒に味わった。

甘酸っぱく、疲れた身体に染み渡る。


あと60㎞くらいかな?


明日は5時発にしよう!

あたりまえのように自分の身体と付き合ってきたが、

健康で、そして人並みに強靭な足。

ありがとう。

無茶させるけど、勝算はある。

あと4日、ともに闘おう。 

旅のチカラ、旅のカケラ

世界一周の旅、 それはもう遠い夏のようだ。 500日間世界を駆け巡り、 300を超える長距離バスに揺られた。 旅を終えて日常に復帰したが、 それでも時間を見つけては小さな旅を続けている。 旅のチカラに引き寄せられ、 旅のカケラを集めていく、 そんな毎日。

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