ハルタビ'18(マレー半島編) ♯03 マンマ・ミーヤ


コテージの扉を開けると、

眩い陽光と、鳥たちのさえずり、

そして遠くに聞こえる波の音。 

まるで映画みたいで、なんて贅沢な朝だろう。  



6時30分、いつもの起床時間と同じなのに

場所が変わるだけでこんなにも満ち足りた気分になる。 

すでに太陽は高く、ジリジリと暑い。 



汗を拭いながら海辺を散歩した。  

ホテルでこれまた贅沢な朝食を摂り、

短すぎるビンタン島での旅を終えた。



今回は東南アジアの旅。 

何回か訪れたことがある国ばかりだが、 

東南アジアは何度来たって楽しい。

トロピカルな景色と、

スパイスの香りが最高の癒しをくれる。 


フェリーで再びシンガポールに戻り、

自然豊かな島時間から都会の喧騒へと旅をシフトする。 

ホテルに荷物を置き、街へと飛び出した。 


まずは世界一安いミシュラン店と呼ばれる、

「吊橋頭大華猪肉 」という屋台へ。 

2時間くらい並ぶこともざら、と言われていたが、

運良く20分くらいでありつけた。 


肉脞面(バクチョーミー)という麺料理で、 

一杯6シンガポールドルだから、だいたい500円。 

コクのあるフォーという感じで美味しかった。  




腹ごしらえが済んだので、つづいてはサルタン・モスク。 

シンガポール最大最古のモスクで、中に入ることもできる。 

祈りなされ〜、とアザーンが聞こえてくると、 

中東やエジプトの旅を思い出す。 



外に出ると大粒の雨が落ちてきた。

幸いモスクの周りはアーケードになっているので、

ブッソーラストリートやアラブストリートで

雨を避けながら買い物を楽しんだ。 


とある絨毯屋に立ち寄った。

思ったよりも価格が安かったので 

トルコの絨毯かと聞いてみると、イラン産だった。 


「この前、イランに行って絨毯を買ったよ!」


と告げると、店主も嬉しそうに、 

これはエスファハン、これはシラーズと

自慢の絨毯を次々と広げ出した。  

アンティークなやつで、動物柄のものはないのか? 

と聞くと、山積みの中から素早く一枚を出してきた。 



まさに好みの一枚だった!  

恐る恐る値段を聞くと250シンガポールドル(約22000円)。 

安くもなく、高くもない絶妙な価格。 

シラーズ産で、最近人気のギャッベだ。 

100シンガポールドルくらいのやつはない? 

そう聞くと、いくつか近しい価格のものを出してくれたが、

どれもいまひとつだった...。  


どうしてもさっきのがほしい! 

値下げ交渉を繰り広げた結果、

なんと140シンガポールドル(約12000円)で握手を交わした。 

えらく大きな荷物になってしまったが、

いい買い物ができて大満足!! 



夕方、雨上がりのガーデンズ バイ ザ ベイ。 

ツリーに明かりが灯り、

音楽に合わせてのイルミネーションショーが始まった。 

幻想的で神秘的。 

なんだか未来の都市を旅しているような気分だった。 



たった半日だったけど、 

シンガポールの旅は質が高くて 

アジアの癒しと刺激をたっぷりともらえた。 

旅のチカラ、旅のカケラ

世界一周の旅、 それはもう遠い夏のようだ。 500日間世界を駆け巡り、 300を超える長距離バスに揺られた。 旅を終えて日常に復帰したが、 それでも時間を見つけては小さな旅を続けている。 旅のチカラに引き寄せられ、 旅のカケラを集めていく、 そんな毎日。

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