午前11時。今日もじっとりと暑い。
エアコンはもちろん、ファンすらない部屋は天然のサウナ状態!?
まどろむというよりも、これは熱中症レベルのふわふわ感。
日差しの強さに加えて、まとわりつくような湿度の高さ…。
37度か、すでに体温を超えてるし。。。
さて、今日はアユタヤにどっぷり浸かろう。
アユタヤ観光には多くの日本人が訪れている。
そこで待ち受けるのが客引きたち。
トゥクトゥクなら1hで200バーツ(720円)、ボートなら2hで200バーツ。
旅行会社に頼めば1日で5000円~(ガイド付き)。
高い!高い!!自転車が一番です!
1日で30バーツ(100円)だもの。
しかも、点在する遺跡をくまなく回れちゃうからオススメだ。
坂道もないし、観光案内所でマップをもらえば
スイスーイと遺跡めぐりができちゃう。
ペダルを漕いで、アユタヤの風を感じて、
遺跡をめぐる、めぐる。
ちなみにアユタヤは言わずと知れた世界遺産。
1350年から約400年間、アユタヤ王朝の都として栄えた。
町は四方を川に囲まれていて、主な遺跡は中州内にある。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコンは
1357年建立の寺院で一番の見所は高さ72メートルの大仏塔。
仏塔の周りにもズラリと仏像が並んでいたり、
横たわる大きな涅槃仏があったりと
一番タイらしさを感じる遺跡だった。
つづいてワット・プラ・シー・サンペット。
こちらは3基の白い仏塔が有名だが、
周りには壊れた柱や土台部分だけ残っている遺構があり、
その雰囲気が特に好きだ。
ワット・マハタートは菩提樹に取り込まれた仏頭が有名。
敷地内にはビルマ軍の侵攻によって破壊された仏像や仏塔、建物の跡がある。
仏塔は先の丸いクメール様式と、先の尖ったスリランカ様式の仏塔が建っていた。
他にも、ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット、ワット・ロカヤスタ…。
呪文のごとく、次なる目的地を口ずさむ。
実はアユタヤは3回目の訪問だったが、
全く見飽きることなく楽しい!
悠久の歴史に思いを馳せ、
滅びの美しさに心がジンジンする。
さんざんシャッターを切って、夕暮れまでタイムトラベルを楽しんだ。
鏡を見れば、砂埃と日焼けで真っ黒になった顔。
明日はもっと遠くまで行ってやる!
と、沈む夕日に向かって力強くペダルを漕いだ。
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