午前5時、ムアンシンの市場。
まだ夜も明けきらない時間からこの市場は動き出す。
周囲の山々から降りてくる少数民族たち。
彼らは自慢の衣装に身を包み、背中には大きなカゴ。
朝つゆしたたる採れたての野菜やタケノコ、
見たこともないキノコを持ち寄って市を開く。
色とりどりの野菜や果物、
それに負けじとカラフルな衣装が揺れる。
そんな光景を飽きずに2時間も眺めていた。
さて、本日は食べ物の話題を。
ラオスに来てから、毎日のように食べているものがある。
それは「カオソーイ」。
辛みそをのせた、坦々麺のような食べ物で、
ルアンパバーンから北部の名物料理である。
麺は米麺で、きしめんのように平たい。
隠し味に干納豆や乾燥にんにくを使った濃厚なコク。
じっくり煮込んだトマトや、
ぎゅっと搾るすだちが絶妙のハーモニーを生み出すからたまらない。
って書いてると、また食べたくなってきた…。
ここ3日で7杯と、食べまくっている。
店によって全く独持の味を提供するからにくい!
「うちはさっぱり味」
「うちは細麺で、濃厚スープが自慢」
「うちなんかスープなしのオリジナルよ」
東京のラーメン戦争のように、
市場や通りにはこれでもかと、
カオソーイ屋が軒を連ねている。
また常連が必ずいて、
テーブルに置いてある調味料の配分が上手いのよ。
ちなみにこっちの麺料理は、
うす味に仕上げてあって調味料を好みで入れて
味を調整するのが常識。
ナンプラー、トマトソース、醤油、唐辛子、塩、砂糖を
たくみに組み合わせて、自分だけの黄金比を開拓するのだ。
カオソーイを注文すると、
たっぷりと盛られた生野菜がサービスされるのも嬉しい。
これで1杯たったの60円だから驚きだ!
朝、市場でカオソーイを食べ、バスに乗ってルアンナムターへ帰ってきた。
降りた市場で昼食のカオソーイを注文。
そして今から夕食のカオソーイを食べに行く。
明日はもう中国だから、最後の晩餐だね。
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