今日もブータンへ行ってきた。
少しだけドキドキしながら門番を横切るも、
やはりノーチェック!
あまり大きな声では言えないが、
日本人なら、ブータンへはほぼ確実に潜入できます!
(ただしノービザ、ノーマネーは、プンツォリンの滞在に限る)
勝手知ったる街を歩き、郵便局を目指した。
実はブータンは、切手の美しさ、豊富さで有名な国。
それならば、ブータン入国の記念に切手を購入したい。
郵便局に着き、窓口で尋ねた。
「あの、切手が見たいんですけど」
すぐに彼の顔が色めきだったのが見て取れた。
「日本人?」(郵便局員)
局内が少しざわついた。
そして、「ウエルカム!」と握手を求められた。
自慢の切手コレクション(訪れた国で集めた切手集)を見せると、
歓迎は驚きに変わった。
局員が席を立ち、どこかへ消えた。
するとお坊さんのような格好のおじさんが現れた。
「さぁ、こっちにお入りなさい」
通されたのは「ポストマスター」と書かれた局長室。
おじさんはこの郵便局のボスだった。
嬉しそうに切手コレクションを眺め、
これはどこの国だい?と、質問を投げかけてくる。
そんなやりとりがしばらく続いたあと、
彼は鍵の掛かった本棚からあるファイルを持ち出した。
ファイルをめくってみる。
おー!!なんてカラフル!なんて凝ったデザインの切手だろう!
すべて非売品だと彼は誇らしげだ。
「いいなぁ」と言いながら、珍しいブータン切手を眺めた。
すると、
「好きなものを選びなさい」と、ますます彼は嬉しそうだ。
非売品の、しかも大切な保管資料にも関わらず
売ってくれるという。もちろん正規料金で。
ゴンパ(お寺)切手シート、汽車の切手、年賀切手もあった。
あれ?これはひょっとして『愛・地球博』の記念切手!?
お宝切手がゴロゴロ、いやパラパラしていた。
興奮のあまり300ニュルタム(約800円)分も購入してしまった。
いやぁ、思わぬ大収穫。気分ようよう、郵便局を後にした。
さて帰り道、あるものを発見してしまった。
それは「ブータン」への抜け道だ。
くどいようだが、ブータンに入国するにはビザと、
1日200ドルという公定料金が必要だ。
とても気軽に観光ができる国ではない。
このプンツォリンだけは例外で、
ゲートの門番を上手く交わせれば滞在が可能だ。
(つまりブータン人に成りすます)
いくら日本人とブータン人が同じ顔をしてるとはいえ、
ゲートをくぐる瞬間はドキドキだし、確実に入れる保障はない。
しかし、抜け道があったのだ。
これは実際に行った人しかイメージが湧かないだろうが、
ブータンとインドの国境には1本の側溝が走っている。
幅はやく5m。がんばれば飛び越えられない距離ではない…か?
でも、ここを飛び越えないように
ポリスが銃を持って見張っているので注意。
この側溝に沿ってしばらく歩いてみよう(インド側)。
すると、大きくカーブを切ったあとに
1本の丸太が架かっているではないか。
もちろん人が渡るための橋で、容易に渡れてしまう。
カーブのためポリスからは死角だ♪
念のため、橋を渡ってから左に折れ、
住宅街の小路を抜けていくと良いと思う。
もし、ブータンへ行ってみたい!
そう思うのなら、挑戦してみる価値はあると思う。
もちろん自己責任で。
ただ、ブータンはとてもやさしく、
あなたを受け入れてくれるでしょう。
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