サフランの花が咲く丘で


笑顔咲くふ~た~り、幸せの空♪

(中略)

あーたし“サフランボル”♪♪

※大塚愛の「さくらんぼ」でお願いします。

というわけで、サフランボルの街にいます。




ここはオスマン朝時代の古い町並みが残る世界遺産。

その昔、サフランの花が群生していたことから

この名が付いたという。

街には石畳が敷き詰められ、

土壁に木の窓枠が並んだ独特の木造家屋が

切り立った丘に谷に広がる。

そんなビューティフル♪な景観が心を弾ませる。


泊まった宿もそんな古民家を改築した

とっても雰囲気の良い空間。

中庭にはテラスがあり、

葡萄やいちじくがたわわに実っている。

そして何より、心優しいトルコ人家族の

もてなしも心地いい。

名前は『BASTONCU』。

お値段は一泊15リラ(約1500円)


宿を出て、坂道を一直線に登ると

そこは「フドゥルルックの丘」。

公園として整備されていて、街を見下ろすことができる。

ジオラマみたいな、メルヘンチックな、

もう、持って帰りたくなるような街。

アンデルセンに登場しそうだよ。

照りつける太陽は厳しいが、

日差しを浴びながら街を眺めた。



何をするでもないけど、

なんとなく離れたくない場所ってあるよね?

帰るのがもったいない気がするような…。

そんな気持ちにほだされて、

2時間くらいは動けなった。



その後は、街を巡り、民家にお邪魔し、

そして夕日がキレイなカフェでのんびりと読書。

なんていい1日なんだろう☆


トルコに来て思うことは、

人が優しいとうか、大らかというか

そう、余裕を感じるんだよね。

長い歴史を持つ国だからか、どっしりと構えていて

貴ノ浪ばりに懐が深い気がする。

物価は高いけど、街そのものが博物館みたいだから、

ただそこに居るだけで心が満たされることを知った。

キレイな街だし、インフラも充実してる。

そして治安もすこぶる良い。

そういう分のお金と思えば、まんざらでもない。


また、トルコ料理は世界三大料理と言われるだけあって、

バラエティに富んでるし、日本人の口にもよく合う。

参ったよ、トルコはいい国です!

もし日本を追い出されたら、たぶんこの国に住むと思う。


あぁ、夜を告げるアザーンが街に響いている。

「祈りなされ~」と、大きな声で。

ここは東と西が出会う場所。

西から下ってきた旅人と、東から上ってきた旅人が

顔を合わせ、ひとつ屋根の下に集う。

地中海的なトマトの煮込みと、

中央アジア的なケバブが食卓に並び、

すぐ隣でトルコ音楽を歌う宿の息子。

そのメロディはどこか切なく、演歌の匂いがした。


A NEW JOURNEY BIGINING!


極東の島を旅立って半年、

新たな旅が始まった。

旅のチカラ、旅のカケラ

世界一周の旅、 それはもう遠い夏のようだ。 500日間世界を駆け巡り、 300を超える長距離バスに揺られた。 旅を終えて日常に復帰したが、 それでも時間を見つけては小さな旅を続けている。 旅のチカラに引き寄せられ、 旅のカケラを集めていく、 そんな毎日。

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