トルコ行進曲♪


癒しの里、サフランボルを後にし

まずは首都「アンカラ」を目指した。



メトロ社のバスで3時間30分(約2000円)、

とてつもなく巨大なバスターミナルにバスは滑り込んだ。

まるで空港のよう…。

世界有数のバス天国トルコでは、

300社以上のバス会社がひしめき合い

価格とサービスを競っている。


バス会社はすべて民間企業で、

中でも業界最王手であるメトロ社が気に入っている。

車体はメルセデスで、もちろんエアコン完備。

車内にはバスボーイが常駐し、

ドリンクやおやつを配ってくれるのだ。

目的地を告げておけばちゃんと起こしてくれるし、

降車前にはそっと香水をつけてくれる。


粋だね!トルコバス。

だから今日もメトロ社のバスを利用した。

アンカラのバスターミナルでバスを乗り換え、

最終目的地である「ギョレメ」までは4時間(2000円)。


トルコの中央、アナトリア地方へと差しかかる頃、

車窓は高原地帯を映している。

西日に照らされて、黄金色に輝く大地。

まるで北海道の富良野のよう、

あ~あぁあああぁぁ♪

思わず『北の国から』を口ずさみたくなった。


午後8時、さらに車窓の景色は一変した。

大地から突き出た奇妙な岩、

その光景は何かの巣のようで、見ようによっては不気味だ。

息を飲んだ…、これがかの有名な…(ゴクリ)

そう、『カッパドキア』とのファーストコンタクト。


まさしく未知との遭遇。

スピルバーグの世界だよ、これは…驚!!


ギョレメは、宿やレストランが密集する地区。

奇岩を利用した洞窟部屋があるホテルも多い。

トルコ最大のハイライトであるカッパドキア、

問題はやはり宿。

今までの国とは違い、ここはヨーロッパ並みの物価。

ましてや超がいくつも付く有名観光地と来れば…(汗)


バスを降り、『C球の歩き方』で目星をつけていたホテルへ直行。

ここは奇跡的に予算内の宿なのだ。

ハイシーズンで、しかも週末。

なのに予約ナシという命知らずな旅人であった。

両手をすり合せ、祈る思いでフロントへ。


YES!

ドミトリーではあったが無事にベッドを確保した。

1泊1200円。

カッパドキアの人気エリアにありながら驚くほど安い。


しかもこのホテル、これだけじゃ終わらない。

中庭にキレイなプールとテラス、

そして何より嬉しいネットフリー!

荷物を置き、フロントで受付をした。

そして胸を張ってこう宣言したさ。


「4泊します☆」ってね♪


カッパドキアにも興奮したけど、

こんな素敵なホテルに泊まれるなんて夢のよう。

心臓はウキウキのトルコ行進曲さ♪

なんだかトルコに入ってから優雅な旅に変わってきたね(笑


旅のチカラ、旅のカケラ

世界一周の旅、 それはもう遠い夏のようだ。 500日間世界を駆け巡り、 300を超える長距離バスに揺られた。 旅を終えて日常に復帰したが、 それでも時間を見つけては小さな旅を続けている。 旅のチカラに引き寄せられ、 旅のカケラを集めていく、 そんな毎日。

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