今日ものんびりとリマで過ごす。
ペルーは中華料理店が多いので食事が楽しい。
日本を離れて早13ヶ月、日本食は無理でも、
世界中に中華街があるのでずいぶん助けられている。
リマの中華街はセントロの西、カポン通り一帯に広がる。
1849年に初めて中国からの移民が到着し、
その後彼らの手により作られたのがこの中華街。
中華門をくぐるとそこはアジアの風、中国の香りが漂っている。
本日のお目当ては「沖縄そば」。
なぜリマに、中華街に沖縄そばがあるのかは謎だが、
とにかくある!
店名も不明で、中華門のすぐ手前、
628番地というのが手がかりだ。
「あ、あった!」
店はすぐに見つかった。
壁の張り紙に「SOPA UDON」と書いてある。
どうやらこいつがそうだな。
席に着くや否や
「オキナワ?」
と店員に尋ねられた。
「シー(はい)」
ここを訪れる日本人は多いようで、
みな沖縄そば目当てなのだろう。
待つこと1分、突き出しとして
サーターアンダギーが運ばれてきた。
砂糖をまぶしながら口に放り込む。旨い!
すぐさま沖縄そばも登場した。
さすがに島唐辛子はないものの、ダシの利いたスープが旨い。
麺は若干粉っぽかったけど、十分に満足行く味だった。
食後は市場を覗いたり、
古本街を歩いたり、橋の向こうに見えたカラフルな家も見に行った。
ちょうどバーゲン時期だったので、
60%オフの約1200円で新しいサンダルを購入し、
昨日と同じオープンカフェで冷たいレモネードで喉を潤した。
旅をしていると1日はとても早い。
忙しく観光をして濃厚な時間を過ごすもよし、
バスでひたすら移動する1日もよし、
何もなく、街に溶け込んで過ごすもよし。
こうしてまた1日が過ぎていく。
街明かり灯るころ、カフェを出てアルマス広場に向かった。
荘厳なカテドラルがあり、美しくライトアップされている。
2日つづけて同じ景色を見ると、
なんだかその街に詳しくなったようで嬉しい。
ここにまた1つ、思い出の場所を刻んだ。
「そろそろ行こうか」
宿に大きな荷物を預け、タクシーで空港へ向かった。
アンデスとは違う、ペルーのもう1つの顔を見るため
「イキトス」へと飛ぶ。
もう1つの顔、それは“アマゾン”である。
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