マーライオンとシンガポールスリング


旅の景気付けに! と、意気揚々と向かったのはラッフルズホテル。 

1887年に開業し、現存する19世紀のホテルは世界でも珍しい。 

近代的な高層ビルが立ち並ぶエリアに、 

クラシカルで重厚感のある白亜のホテルが建っている。 

ちょうどお昼時だったので、ランチビッフェをいただくことにした。 

カレーを中心としたシンガポール料理を楽しみ、 優雅な雰囲気を存分に満喫した。 

そして極め付けはシンガポールスリング! 

ここラッフルズ・ホテルにあるロング・バーで1915年に生まれたカクテルで、 

シンガポール湾の夕焼けをイメージして作られた赤とピンクのカクテルである。 

1杯で22Sドル。

なんと1700円近くするではないか!! 

でもいい。明日から1年以上も貧しい旅をするのだから。 

ランチビッフェとあわせて約8000円の出費になったが、

気分は良かった。 

続いてマーライオンパークを目指す。

高さ8.6m、がっかりスポットと言われているけど、

シンガポールと言えばコレだよね。 

リトル インディアは、その名の通りインド文化を色濃く感じることができるエリア。

サリーやアクセサリー、雑貨などが並んでいた。 

破壊の女神カーリーを祀る寺院”スリ・ヴィラマ・カリアマン寺院”も見応えがあった。 

シンガポール最古のイスラム寺院があるアラブストリートや、

朱色が美しいチャイナタウン、多民国な国を時間いっぱい彷徨った。 

夕食はホーカーズにて。 ホーカーズとは露天商、屋台街のことで、 

柔らかい鶏肉が堪らない、シンガポールの定番メニュー「チキンライス」を食べた。 

お昼のビュッフェとは雲泥の差の300円だったが、美味しさは互角だった。 

旅してるなぁ。 

すべてのが自由で、すべてが自己責任。 

無数の選択肢を探しながらゴールを目指すのは実に楽しい。  

旅のチカラ、旅のカケラ

世界一周の旅、 それはもう遠い夏のようだ。 500日間世界を駆け巡り、 300を超える長距離バスに揺られた。 旅を終えて日常に復帰したが、 それでも時間を見つけては小さな旅を続けている。 旅のチカラに引き寄せられ、 旅のカケラを集めていく、 そんな毎日。

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